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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

簡単な行動から得られた幸せ

公開日:2017年06月15日 カテゴリー:ひとりごと タグ:

ちょっとした優しさ



お母さんが幼子の手を引いて、さらにベビーカーを苦しそうにもって駅の階段を下りていました。
ちょうど並びかけた時、お母さんと目があったのです。

その状況を見過ごすこともできたでしょう。

私は、まず幼子の様子が気になりました。

何と、ベビーカーをお母さんと一緒に持っているではありませんか!!
苦しそうなお母さんは、「ゆっくりね」といいながら危険と闘っています。
何も考えずそばへ寄り「ベビーカー、下まで持ちますね。」と言いながら持とうとしました。

その時、「ありがとうございます」の声と、「この子が持ちたがって・・・」という声にハッとしました。

どうとらえればよいのか・・・。

一瞬、ほんの一瞬迷いました。

危ない状況を感じ、幼子に「ごめんね。持って下りるね」と私。

下についてから、もう一度「ごめんね。先に持ってきちゃって・・・」と幼子に言うと、笑顔とともに「ありがとう!」の声が。
お母さんにお礼を言われるより、幼子にお礼を言われ、嬉しいやら恐縮するやら!!

その声に、元気と勇気をもらった感じがしました。

本当に簡単な行動だったにも関わらず、何だか幸せ気分をいただいたのです。

何でもない行動から得られる小さな幸せ。

それを感じる日々でありたいと、改めて思いました。

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