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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

4月、スタートの時

公開日:2020年03月30日 カテゴリー:教員の皆さんへ タグ:

新年度の始まる時

 

 

学校において、4月は新年度の始まりの月。
新任の先生方は、これから始まる未知の生活にドキドキしていることでしょう。

何からやればいいのか?何をやればいいのか?
職員室に入ると、まずそう感じるものです。

慌てないでいきましょう!
一度深呼吸して、自分に与えられた机を整えたり、先生方を見ることです。

仕事については、指示をしてくれます。校内案内も、仕事の内容も事細かく教えてくれますから心配しないように!

新任の先生方にとってもそうですが、すでに経験を積まれた先生にとっても4月は新たな始まりの月。
実は、準備の時間も十分にあるかどうかわからない状況・・・。

学校では色々な事があるものなのです。
春休みとは言え、教員にとっては勤務日。もちろん、少しは休みをとらなくてはこれから始まる毎日に頑張れません。

今までの経験を活かして準備も進めていることでしょうが、一度ここで振り返ってみることにしましょう。
もしかしたら、新たな発見があるかもしれません!

 

準備しよう1

 

 

さて、3月から4月は切り替えの時となります。前年度のことを整理し片づけておかねばなりません。もしかしたら、残ってしまった課題があるかも・・・。
それについては、4月からも引き続き解決を図るようにするため、しっかりと「見える化」しておくことです。

いけないのは、忘れてしまうこと!忘れようとしてしまうことです。
上手く片付かない課題については、一人で何とかしようと思わずに、身近な先生に相談したり管理職にも報告しておくことです。何らかのアドバイスが受けられるでしょう。

これは、問題の共有化ということです。

そして、新年度の授業について。
昨年と同じように授業を進めればよい!と考えているのなら、もう一度しっかり考えて下さい。

昨年と、同じことなど無いのです。同じなのは担当する先生だけ!
生徒さんも違います。学校の様子や世間の状況も違うでしょう。それをタイムリーに把握して授業に活かすことです。

『十年一日のごとし』と思われる授業が以前は見受けられました。話すことも、板書も常に同じであることから、生徒たちの間では先輩のノートがあれば試験も大丈夫!などと囁かれたりも・・・。

これは日々変わりゆく生徒や周りの状況を理解しておらず、先生の授業が絶対!のように見えます。

もし、このような考え方を今もしている先生がいたのなら、今こそ新しいことを工夫して下さい。
生徒たちが教科を好きになることは、それに対する興味が湧いたということ。

その興味喚起を起こすのは、とりもなおさず担当教員なのです!
日々の話題は世間に通じるものであること、今生徒に知ってほしいことなどを交えてほしい。

先生方自身が、色々な事に関心を持たないと生徒には通じないこともあります。
そして、一方通行にならない授業にするためにも共通の話題を取り上げることです。

数学などは、こんなこと関係ない!と言われるかもしれませんが、そうは感じません。
数学は、何故必要なのかと問われた時、現状から話しをすることが大切になるからです。

常に世間に対してアンテナを張り巡らすことが必要でしょう。

 

準備しよう2

 

 

そして学校に関わることでは、校務分掌も新たに組織されます。先生方の組み換えはあるにしろ、対する課題は昨年の続きと考えるべきです。

これは、昨年と同じと捉えるよりも、昨年の反省をもとに引き続き行うことと理解したほうが良いかと感じます。

すでに年間行事予定は作られていますから、組織する教員の役割分担を的確に行うことで進行も早くなります。
もちろん、これは誰でもやらなくてはいけないことであり、できること!

自分の持ち場となった仕事について年間の自身のスケジューリングをしておくと良いでしょう。

途中で様々なことが起こると予想できるので、余裕をもって組み立てて下さい。

大事なことは、一人で行う仕事ではないということをしっかりと理解することです。
組織の中では複数で行う仕事は多いもの。それは、知恵やアイデアを多数必要とするからでもあります。まして、何か問題が起こった時には心強い!という心理的な側面も忘れてはなりません。

誰かに頼るのではなく、共に考え共に実践していくということです。

 

スタートに際して頭におくこと

 

 

さて、生徒たちは気持ちを新たに4月を迎えます。
学校が生徒たちの居場所となるように、楽しいと感じられる場所であるように、さらに授業を受けたい!という気持ちが溢れるように先生方は一人ひとりが気持ちを引き締めていかねばなりません。

何も難しく考えることではなく、先生方自身がいかに学校で楽しく過ごせるか、人としての関わりを大切にできるかということだけなのです。

生徒たちに対する期待や希望は溢れているでしょう。
生徒たちがそれを感じられ、自分の道を歩くことができれば教員にとって最高に嬉しいこと。

4月。新年度が始まります。
先生方自身の健康にも気を配り、生徒と共に日々を有意義に過ごせますように・・・。

今できること、その時々にできることをしっかりと!

 

 

 

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