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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

経験だけがものを言うわけではない

公開日:2023年06月17日 カテゴリー:教員の皆さんへ タグ:

日々の中の経験

 

 

毎日の仕事の中で新しいことを取り入れたり、既存のことを変えていこうとなった時、どのように考えていくでしょう。

現在の仕事について、皆がそれぞれに経験を積み重ね、その上で的確にかつ素早くこなす術を身に着けてきます。
しかし、それだけに囚われていると、他のことに目が向かないことがあり、今が最善だと思い込んだりもするでしょう。

自分が培ってきた経験は、とても貴重な財産です。それは間違いないのですが、それに拘ってばかりいたり、正しいことだと思い込んでいると自分向上にストップがかかることもあるのです。

もし、経験を踏まえて自分向上をさらに目指すとしたらどのように考え実践すべきなのでしょう。

 

経験だけで判断することの良し悪し

 

 

毎年行っていることだから、昨年同様にすればいい・・・。

これはありがちな考え方です。つまり、昨年は問題はなかったのだから今年もこれで行きましょう!という暗黙の了解なのかもしれません。

例えば学校行事。

毎年同じように、ある行事を展開していませんか?先生方は変えないことが楽かもしれません。しかし、子どもたちは、それを期待しているかどうか・・・。

もちろん、楽しむという観点では同じで良いと思うのですが、少しずつ変化を持たせてみる。それはその年に見合った何かがあると考えてみることから始めます。

もちろん、新しく考え実行することは時間も手間もかかります。それを惜しむようでは新たなものは生み出せないことは理解されているはずです。

今まで持っている経験値だけで物事を判断し、進めることは簡単なこと。でもそこから抜け出して違う世界を見るためには、経験だけに拘っていてはいけないのです。

 

新たなことへの挑戦は、新たな経験

 

 

新しいことへの挑戦!それは常に意識していくことが大切です。もちろん、今までのことを蔑ろにするのではなく、それを踏まえたうえでのこと。

人はワクワクすることを思い浮かべると、自然と楽しくなるものです。
これは、多くのことに興味を持つことなのです。今まで自分が見たり聞いたりしたことのないものを知りたいという欲求が生まれるはずなのです。

大人がこの感覚を持っていると、子どもたちに伝わるものです。
一緒に楽しむために、共に考え工夫し実践に結びつける。

この過程は、子どもたちだけではなく大人にとっても新たな経験を積むことになります。

しかし、今まである経験を時に引っ張り出すことも必要になります。未経験な子どもたちが途方もないことを想像し提案する可能性はあるもの。

その時に、大人の経験でものを語ることが子どもたちに響くことがあるはずです。
決してその経験がすべてではなく、こんなことも考えられるという観点での語りにするべきですが・・・。

こんなことからも、経験は無駄にはなっておらず、それを活かすこともできるとお分かりかと思います。

あくまでも、自分自身の経験は財産であり、時に広げてみることで活かすことができる。
しかし、財産だけでは物事は図れない。

そう考えてほしいのです

大人が自分向上を思う時、経験だけでものを言うのではなく、それをうまく生かしながら新しいことに挑戦する意識を持つことです。

きっと、更なる経験は自分の生活を豊かにするはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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