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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

高校生の進路選択に際して

公開日:2022年06月17日 カテゴリー:教員の皆さんへ, 生徒、学生さんへ タグ:

高校生になったら

 

 

高校生になると、途端に卒業後はどうするか?と問われることがあります。
えっ!高校生になったばかりなのに・・・
親御さんもそう感じることがあるようです。

高校生活をどのように過ごそうかとワクワクしているのに、早すぎる!と思われても仕方のないことです。

自分の未来は自分で切り開く!それだけを忘れなければ、その先に進むことを考えることも忘れないでしょう。

しかし、いつから考えればよいか、どのように考えればよいかと迷いも生じるはずです。

先日、高校生に進路選択の話しをする機会がありました。その時に話したことをここに載せます。

 

18歳

 

 

2022年4月から18歳で成人となりました。今までは親の保護下にあった未成年が、親の同意がなくても関われる場面が増えてきたことです。

18歳といえば、多くの人たちが高校生。その意識はすぐに持てるものなのでしょうか?

大切なことは、自分でしっかりと意思を持つことです。今までだってそうだったのですが、大人たちに流されてしまうこともあったでしょう。でも、自分も大人になったのだという気持ちを持つことです。

今までの子どもと呼ばれる時、そして子どもと大人の狭間にあった高校生の時代は、本当の大人にになる準備期間だったと言えるでしょう。

多くのことを学び、知識として自分の中に蓄える。それを持って大人へ踏み出していくのです。
しかし、大人とて万能ではありません。まだまだ世の中には知らないことがあるものです。その一つ一つに関心を持つこともこれからは大切なことです。

そのためには、人の話しにしっかりと耳を傾ける。自分の主張したいことがあるのなら、相手のことを認めることです。

 

今の自分と向き合う

 

 

今、自分は幸せだと思うか?その問いに迷う高校生は多いのです。しかし、未来(将来)は幸せになりたいか?の問いにはすぐに答えられるはずです。

それは、未来はまだ見えていないから・・・。自分で自由に思い描くことができるからなのです。

では、夢を持っているか?と問われると、多くの高校生は考え込んでしまいます。
幼い頃は、何も考えずに好きなことができたらいいな!と心から思えたはずです。

しかし、成長し現実を知ると容易く夢など思いつかなくてもおかしいことではありません。

きっと、様々な条件や制約も浮かぶからなのでしょう。

今、夢がない(思いつかない)のはなんにでもなれるということだと理解してはどうでしょう。
選択肢の多さに迷っているのかもしれません。

でも現実を知り、夢を描けなくなったとしても自分のできることは必ずあります。
それを高校時代に自分と向き合いながら考えてみることが進路選択に際しては大切なことなのです。

 

未来に繋がっている「今」

 

 

先ほど将来は幸せになりたい!と答えた自分を思い出してください。

幸せにこれという定義はありません。自分が感じるものです。
そこで、将来の幸せを自分で好きに描いてみましょう。

なんの制約も考えず、未来の自分にとって幸せだと感じる生活を浮かべます。
そのために必要な条件を次に考えます。
それを満たすために、自分はどうすか?
そうあるために、今の自分では足りないことや十分なことを挙げます。(できることは何か?)

これらに、すべて自分が幸せだと感じるように当てはめてみるのです。

この道を未来から今へ戻ってくると、自分の今の状態が確認できるはずです。

つまり、進路は自分の未来の幸せにつなげるための道なのです。

今の自分ばかりに囚われないで、未来の自分はどうしていたいのかを考えることです。

そのための一歩は、行動することです。
誰にも動く力はあります。自分はダメだとか何もできないと考えるのなら、それは自分で動くことにストップをかけていることです。

そんな迷いの中に入ったのなら、誰かに話をしてみることを勧めます。話しをすることも行動なのですから!
先生であったり、親御さん、友だちでも周りをみれば関わる人たちがいることがわかるはずです。

 

実際の進路選択にあたり

 

 

自分の幸せに向かって歩く道。
その進路選択には大きなルールはありませんが、自分の意思が強く必要となります。

もちろん、選択した道が直接幸せにつながっているかと言うと、誰にも分りません。ただ、自分が信じて進むしかないのです。
幸せとは、自分が近づいて行かなければ手に入りません。ですから、自分を信じて責任をもって歩くことなのです。

もし、将来やりたいことがあれば、それを目指して進路を選択するでしょう。
しかしそうでない場合は、これから何をしたらよいかわからず、単純にこれは自分にはできたい、無理という判断を簡単に下してしまうこともあるでしょう。

毎日頑張っている自分を、できないことがイッパイある自分だという見方ばかりしていたら自分が可愛そうだと思いませんか?

誰にも苦手なことはあります。半面、得意なことがあったり、これくらいならできると思えることもあるのでは。
自分のそんな一面があると知ることから始めましょう。

自分と向き合い、完璧でなくても自分に〇をつけられる部分を探ります。

他の人からの客観的な目線で自分を見てもらい指摘してもらうこともよいでしょう。

そして、具体的に職業を考える時には自分の良い点を活かすことができるものを紐解きます。
例えば、誰にでも優しくできるという良い点が見つかれば、多くの人と関わる職業を紐解く。
逆に、人と関わることは得意ではないが、一人でコツコツ物事を進めることができるという良い点がみつかれば、その方面の職業を考えてみる。

これは一人で行うよりも、学校の先生方と一緒に行ってほしいことです。

しかし、最終的に進路を決めるのは自分自身ということを忘れないでください。

それは、自分の人生という道は自分自身しか歩くことができないからです。
人任せにして進路を決めてしまうと、後悔することも・・・。

それから、進路選択は自分の居場所を一つ増やすことだとも捉えてほしいのです。
自分の居場所を自分で見つけることです。

 

高校生としての自覚を感じた時

さらに話しは続くのですが、これくらいに留めておきます。
高校生としての生活から、その先へ進む時、迷いも悩みも伴うものです。それでも人は当たり前のように大人になっていく・・・。

話しをしながら感じたことは、自分のこととして受け止められるようになっているということです。
大人と言う自覚の前段階として、今の自分が高校生であることをしっかりと自覚しているのだと思われます。

将来(未来)は誰もが幸せだと感じるような生活の中にいることを願うばかりです。

 

 

 

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