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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

作ろうとして作れるものではない『まとまり』

公開日:2024年05月17日 カテゴリー:教員の皆さんへ タグ:

学校で必要な『まとまり』

 

 

日々の学校現場では、学年やクラス運営、学校関係の仕事、問題解決など、それぞれの部署で関わらねばいけないことが多々あります。

もちろん、それは学校全体で関わるべきことなのですが・・・。

そこで何が一番必要かというと、『まとまり』なのです。
各部署に所属する先生方のまとまり。職員全体のまとまり。それは当たり前のように語られることですが、実際はどうでしょう?

それぞれが違う考え方をしているとしたら、違う方向を見ていることになります。
そうすれば進む方向も歩調も違ってくる・・・。

つまり、まとまりは感じられないということ。

もちろん、意見は違っても良いことです。その際、自分以外の人がどのように考えているのかをしっかりと知ることが大切になります。

自分よがりになることのないように!

学校が、クラスが向かう方向を一定にすることが必要だからです。方向にはある程度の余裕を持たせますが、その範囲に自分の考えを収めること。意見交換は何度やっても良いことです。納得しながら進めることです。

時に意見交換が長くなることもあるでしょう。まるでケンカのように見えることだって・・・。

しかし、同僚を憎んだり、恨んだりすることはいけないこと!
まとまりとは、お互いを信じ、認め合うことから生まれます。

 

いざ!という時に見られる行動

 

 

一例です。
ある学校での話。いつもはケンカをしているように見える学年主任と学年所属職員。他からみると、仲が悪いように感じられていたようです。

実際は、それぞれがお互いを認め、尊重していたのですが、それは本人たちにしかわからないことだったのかもしれません。

ある日、事件が起きました。
とある学校行事の朝、所属職員が一番にその場に到着。すると、驚いたことにあたりの壁にはいたずら書きがビッシリと!

何ということでしょう。行事開始までに元に戻すためには時間が足りない。
そこに学年主任が到着。所属職員は、こうしたらよいのではないかと自分の考えを話します。すると学年主任はすぐにそれで行こう!と頷きます。

早速行動開始。
後から来た職員や生徒たちにテキパキと指示を出す所属職員。その時に学年主任は、手となり足となり動いていたのです。

生徒たちも職員も本当によく理解してくれて動いてくれました。
さらに、ここはこうしたらどうか?などと意見を出してくれたり・・・。嬉しい限りです。
そして、瞬く間に元の状況より行事が行われる場所としてふさわしく思える場に変わったのです。

この件は、職員同士のまとまりだけを見せたのではなく、生徒も含めて学校全体のまとまりを見せてくれたのだと感じます。

 

『まとまり』を作るために

 

 

このように、何か予測もしないことが起きた時、それに対処する力は全体のまとまり如何で変わります。
いざという時のために、お互いを認め合うことが大切だとわかります。

つまり、何でも言い合える関係は大切である
自分の意見を言うことができないのは、信頼性に欠けるということ。

このように、必要だとわかっている『まとまり』とは、作ろうとして作れるものではないのです。
日頃のお互いの関りから信頼が生まれ、そこからいざという時には同じ行動に移れる。
それが『まとまり』なのです。

まとまろうと考えても、何がまとまりなのかわからないこともあるでしょう。
だからこそ、日々の関わりを大切に思い、互いに考えていることや見ているものを知りたいと思うことです。

それには、会話。
会話ができる環境であることが一番なのです。

経験だけがものをいうのではなく、発想であったり未来を見据えている思考もお互いに交換していくことができたら・・・。

誰もが必要だと感じている『まとまり』を真剣に見直してみませんか。

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