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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

周りの人が気になる時の対処

公開日:2022年02月15日 カテゴリー:カウンセリング事例 タグ:

周りの人が気になる時

 

 

私たちは自分一人で生きているわけではありません。ですから周りには大勢の人たちがいます。それを理解しているのですが、普段はそんなことを意識しないもの。

しかし、周りの人のことが気になることも確かにあります。
周りの人が気になって仕方が無いという彼女のことをお話しします。

 

彼女はしっかりした人。何でも自分でできる、自分でやることで納得している・・・
そう感じさせる人柄です。

決して悪いことではありません。しかし時として自分しか信じられなくなってしまう・・・。そんなことがあるようです。

もちろん自分に自信を持てることは素晴らしいこと。しかし、自分絶対主義に陥ってしまったのです。
すると他人のすることが気になったり、自分と比較して文句を言いたくなる。

それを実際に行ってしまうと、他の人との軋轢であったり関りにも影響が現れます。
次第に彼女から人が遠ざかるようになってしまったのです。

彼女は、気にしませんでした。
しかし、一人で行う仕事ばかりではない、誰かと共に行う仕事も多くあります。そんな時には、彼女の意見を聞く耳を持つ人がいない・・・。

困ったことです。本来、仕事とはお互いに認め合いながらより適切な方法を選択していくことで成功へ向かうもの。この場合は、人間関係が途切れたためにぎくしゃくした関わりの中で進めなくてはならず、良い雰囲気ではなくなってしまったのです。

多くの人は、彼女の目が気になり、何か言われるのではないかと思い込んでいます。彼女も、その雰囲気を察知して遠ざかるようになってしまった・・・。

これが同じ組織の中で仕事をするときに決定的な障害となります。

人とうまく関われない・・・
それはあることです。しかし、自分からそうなることをしているとは気づくこともなかったのでしょう。

 

感知センサー

 

 

周りの人のことが気になる・・・
これはどうしてなのかというと、自分の持っている感知センサーが他の人より発達しており、より敏感になっているということなのです。

つまり、知らず知らずのうちに誰かの話すことや行動が聞こえたり見えたりすること。
決して悪気があってそうしているのではありません。

今までの経験の中で、周りを気にして生きてきたのかもしれません。

また、自分自身に絶対的な自信があるからかもしれません。
上手く付き合えば配慮になるはずなのですが、これでは疲れてしまう!

そうならないように、こんなことを実践してみたらどうでしょう。

 

鈍感になろう

 

 

お勧めは、鈍感になることです!

敏感な人に、鈍感になれというのは難しいことだと思いますが、気になることから目を背けることから始めましょう。

自分の耳が、目が誰かに集中していると感じたら、その場を離れます。
そして自分に言い聞かせます。「関係ない、関係ない」と。

あるいは自分の考えることと違うことをしている人を見たら、イライラするのではなくその人の行動に興味を持つことです。つまり、絶対に正しいと思い込んでいる自分を横に置くことなのです。

他の人のことに敏感になりすぎている自分に気づくことができれば良いのです。
そして、相手を否定しないことです。

誰でも自分の意思があり、他の人の思う通りには行動しないこともあるものです。多分、敏感な人だってそうなのです。

人を認めることで自分の力を発揮できる場は増えるものです。

鈍感なくらいのほうが、楽に生きて行かれるときもあるはず。
鈍感力を身に着けることで、周りが気にならなず笑ってやり過ごせるようになります。

 

 

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