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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

元気や勇気を得られるものとは?

公開日:2022年01月14日 カテゴリー:カウンセリング事例 タグ:

外の世界と繋がるために

 

 

やる気が起こらない。ため息ばかりが出てしまう。誰とも会いたくない。
時として、このように思うことは誰にもあることです。

きっと自分にとって面白くないことや、上手くいかないことがあったからではないでしょうか。

毎日このようなことの繰り返しであったのなら気持ちは下がる一方であり、外へ出ていくことも躊躇うようになるかもしれません。

しかし、人間はそうならない・・・はずなのです。
それは、自分の理性で気持ちを抑えたり、過去の経験などから気持ちを変化させることができるからなのです。

元気や勇気を得られるもの、それは外的要因から!自分以外の人や物、出来事から自分でどのように感じるか・・・。
そこから受け取れるものは多々あるのですが、特にプラスとなる元気や勇気は喜びや楽しさとして受け取れるものなのです。

 

もし今、あなたが家の中でジッとしている状態が続いているとしたら、窓を開けましょう。まず自分の部屋の窓を開けることです。

たったそれだけのことで、部屋という狭い空間から広い世界が見えてくるはずです。そこに何を求める必要もありません。

外をボ~っとみていることだけでも外の空気感が伝わってきます。窓を開けること、それが外の世界とつながることができる扉なのです。

 

想像の世界と現実を結びつけるために

 

 

以前関わっていた彼は、なかなか窓が開けられませんでした。それどころかカーテンも閉めたままの状態が続いていたのです。 

部屋には一人・・・。家族とも会話はできないまま・・・。

ある意味、耐える力のある人だと感じます。でも、どこまで耐えられるのかは誰もわかりません。

耐えられなくなるのを待つのも良いのですが、それより自分自身でカーテンや窓を開けるようにしてほしい!そんな思いで関わりました。

彼は無口でしたが、私の話しを聞くことは嫌ではなかったようです。これはしめたもの!ゆっくりと彼に語り掛けながら、表情を読んでいきます。

話したのは、外の世界のこと。
今日の天気、季節の移り変わりの様子、待ちの色や風景など。

きっと見たり知りたくなるだろうことを楽し気に話しました。

もちろん、すぐに反応があり変化が見られるわけではありません。それも承知しながら飽きることなく外の世界の様子を伝えていきます。

人は自分の知らないことを聞くことによって想像できるのです。特に楽しいことや美しいことを描いてみることは楽しいことだとも言えます。

彼の気持ちも次第にこのように傾いていきました。
私は、飽きずに色々な出来事や感じたことを伝え、彼はどう感じているかを聞くことができるようにまでなりました。

すると、想像の世界を現実の世界と結び付けるような行動が始まったのです。

 

元気や勇気をえられるものとは

 

 

カーテンが開きました。
窓が開きました。

これこそが、今までの狭い世界と外の広い世界を繋ぐ鍵だったのです。

その後の彼は、外の世界に興味を持ち、自分が歩む道を探し始めたのです。

もちろん時間はかかりました。家族との会話から手伝い、そして散歩・・・。
彼にとっては久しぶりのことばかりだったのではないでしょうか。

自室から外の世界へ向かい歩き始めた彼は、多くのことに元気や勇気を得たと言います。
私が話していた小さな道端の花に、ヒンヤリした空気に、眩しい太陽に、母の笑顔に!

知っていたはずなのに見ようとしなかったそれらのことから教えてもらったこと。
それは、自分の周りには元気や勇気を得られる様々なものがあること。

見て見ないふりをするよりも、触れてみること、感じてみることが大切であること。

これらの経験を基にして、彼はしっかりと自分にできることを探しました。
たとえ時間がかかろうが、貴重な経験をしたと感じているようです。

生きていれば、嫌なことも上手くいかないこともあるもの。
でも、逆に元気や勇気を与えてくれることもあるのだと誰もが気づくことができるようになってほしいものです。

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