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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

人の言葉に惑わされることは不要

公開日:2021年11月16日 カテゴリー:カウンセリング事例 タグ:

人間関係で成り立つ生活

 

 

私たちの生活では、人間関係が大きく関わりを持っています。
良いことも、そうでないことも人間関係にまつわるものが多いはずです。

相談の中で多いものは、この人間関係についてのこと。
誰もが経験していることかもしれません。しかし、本人にすれば私だけがなぜ?と思うこともあるものです。

人との関わり方は様々ですが、自分が困らないように、嫌にならないようにすることが大切であり、その術を知っていることに越したことはありません。

ここでは、その一つを紹介していきます。

 

相手の言葉に苦しまないために

 

 

Aさんは、親しいBさんのある言葉にとても傷つきそればかりを考えるようになってしまったそうです。人は面白いもので、考えないでおこうと思うと余計にそれが頭に浮かんでくるのです。

嫌な思いに取りつかれてしまったAさんは常に辛い思いがあり、Bさんばかりではなく誰とも関わりたくなくなったというのです。

今まで仲の良かった人からの自分に向けられた言葉は、心に刺さります。

しかし、相手がどのような真意でその言葉を使ったのかはわからないのです。
そこで、その時の状況や気持ちがどのようであったのかを冷静に紐解いていくことから始めることにしました。。

普段はそのような言葉は一切聞くこともなく、楽しく会話ができるようですが、その時はちょっとイライラした様子もみられたとのこと。仕事が上手く捗っていないことは見ていてもわかったというのです。

Bさんの立場に立てば、愚痴も言いたいでしょう。自分の悩みを吐き出したい思いもあったでしょう。

普段は仲の良いAさんなら理解してくれる!そう思い込んでいるとも捉えられます。
そして、たぶんBさんが思ったようにAさんが反応してくれなかったのでは・・・?

すると、話は逸れてAさんのことに内容が変わるのです。Aさんにしてみれば、なぜ自分に向ってきたのだろうかと思うはずです。
本来はBさん自身の話しだったはずですからね。

Bさんは自分の思うように事が進まず、その時にあることにイライラし始めたのでしょう。
Aさんに対して、本心ではないことをぶつけていたとも考えられます。

そのような状況にあったことをAさんは冷静に思いだしていきました。

そして、その時のBさんが投げた言葉に対して思い違いもあるかもしれないというところに辿り着きました。

 

言葉の受け取り、受け入れ

 

 

つまり、Bさんの言葉の真意をAさんは勝手に解釈してそれを信じ込んでいたのです。

誰でもそれはあることです。

しかし、相手の言葉をすべて受け入れてしまうことで自分自身が苦しくなるとしたら、ちょっと足を止めてこう考えて下さい。

『自分に向けられた言葉は、すべて受け取るが、すべてを受け入れることはしない』

つまり、無暗に相手からの言葉を自分の中に入れないということです。表面上で受け取りはしますが、それを真実だと思い込まないようにするのです。

しかし、相手が自分のことを思って発してくれる言葉もあるものです。そのあたりの見分けは、しっかりとする必要があります。

自分で落ち込むような言葉は、相手だけの考えなのだということを頭に置くことです。

前述のAさんは、その時の状況を振り返ることで相手の言葉がなぜ発せられたかの解釈を変えることができました。一時的に発してしまった言葉に違いない!と思うことができたのです。

結果、その言葉からの解放が得られました。

誰かの言葉が胸に刺さること、それは良い意味でも逆の意味でもあることです。
会話を通して人間関係を構築している私たちの生活ですが、相手を思いやるという姿勢は失いたくないものです。

それは、どのような状況下であっても・・・。

 

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