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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

リーダーに望むこと(信頼関係のために怠ってはいけないこと)

公開日:2023年06月06日 カテゴリー:ひとりごと タグ:

まず信頼関係

 

 

私たちは、生活の場で様々な人との関わりがあります。その中でも、関わりを深めることが必要である人もいるはずです。

例えば、会社における上司と部下、取引先の相手。学校の先生と子どもたち。家族関係もそうかもしれません。

そのような関わりは無くてはならないことでもあるのです。人は一人では何もできない・・・。そしていくつになっても多くの人たちに育てられると感じるからです。

相手を信じることができ、自分を理解してもらうことができる!そう感じることができる人との出会いは大きいものです。

しかし、その関係性も上手くいくとばかりは限りません。初対面から時間を経て関わりは深まりますが、その間にもお互いが理解できないことなどもあるでしょう。すると、その事象ではなく相手を嫌がるようになる・・・。

そんなことが起こらないためには、早めに信頼関係を築くことです。
(これは誰もがわかっていることかもしれません。当たり前のことだ!と感じられるかもしれませんが、時に我が身を振り返ることも大切なことです。)

では、その信頼関係を築き持ち続けるためにはどんなことを考え実践すべきか、上司(リーダー)と部下を例にとってお話しします。

 

信頼関係の結び方

 

 

そうは言っても信頼関係は一長一短には結べないものです。
相手のことを知り、信じられるようになるまでには多くのハードルが存在することでしょう。

企業における管理職と部下、学校における管理職と一般の先生との関わりは少し違うかもしれません。ただ、同様のこともみられるのです。

それは管理職(リーダー)となった人たちが、部下や先生方との関係を上手く構築することで企業や学校の運営がスムーズに運ぶことがあるからです。

管理職(リーダー)の仕事には、人の育成があげられます。それは、職場の部下に仕事のノウハウを指示する、学校の一般の先生方を育てるためにその時々に必要なことを指導することとも言えます。

すでに自己を確立している大人を、その場で必要な人として育てることは並大抵のことではありません。
人は育ってきた環境も、時代も違います。一律に同じように接していても、相手の感じ方は違うものです。

部下の話していることが理解できないこともあるでしょう。それは逆もしかりなのですが・・・。

しかし、そのような眼で見ていてはお互いが分かり合えるなど程遠いこと。
まず、管理職自身の仕事に対する方針を伝えることです。これは全体に向けて行うことですが、その具体的な方策を個人に向けて発信することもあります。

それは、その人の力量を推し量っているからです。
つまり、部下である人の仕事ぶりや職場内での関わりなどを見ていることが必要となります。

人は認められたいと思うもの。その場所で必要とされていると感じると、やる気も起きます。

その時に、管理職(リーダー)の励ましの言葉や適切な指示が大きな役割を果たします。決まった人だけに投げかけることもあるでしょう。しかし、全体に向けて意識して言葉を投げかけることは信頼関係を結ぶためにはとても重要なのです。

部下から見れば、いつも自分たちのことを見ていてくれる。それが励ましや労いの言葉を通して伝わるのです。

 

信頼関係の先にあるもの

 

 

人が信頼関係を結ぶためには、お互いの理解が無くてはならないこと。自分を分かってくれている!と感じたら、嬉しくあり励みになるからです。

部下が信頼できると感じる上司は、しっかりと自分たちを見て理解してくれる人。誰にも平等に接する人でしょう。

私事ですが、私が管理職として仕事をしていた時に心掛けていたことがあります。
それは、皆がいかに楽しくやる気を持って自分の仕事に誇りを持ちながら職場で働くことができるかを常に頭に置いていたこと。

学校では先生方がそれぞれに抱えているものも多く、一人で背負いがちになります。それを見逃さないことです。

そして、少しでもゆとりを感じられ楽しく仕事をするために色々な提案をして先生方の力を貸してほしいとお願いしてきました。

私ではできないであろうことを、その力のある先生方に協力を求めるのです。謙虚に、そして先生方を信頼していることを伝えながら・・・。

活気のある職場になると、仕事も全体に見えてきます。そうあることが必要なのです。

先生方同士の信頼関係も、様々な繋がりから生まれます。それぞれが得意とすることをお願いすることもできるようになります。

お互いに助け助けられる関係が信頼関係かもしれません。

職場のまとまりとは、職員が信頼関係で結ばれているといっても過言ではないでしょう。

管理職(リーダー)は、それを意識していく必要があります。
誰もが、その仕事に取り組むことを嬉しく思い、遣り甲斐を感じるために管理職(リーダー)の役目は大きいのです。

 

 

 

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