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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

外向きの視野の必要性

公開日:2019年07月31日 カテゴリー:教員の皆さんへ タグ:

学校での先生

 

 

学校の先生は、一つの学校という組織、場所で一日の大半を過ごします。
それは、どんな仕事でも言えること。

しかし、仕事は学校内のことだけには収まりません。
校内では生徒に関することが主となりますが、校外では地域における学校という立場で、あるいは他校との関わりということも含まれるのです。

普段は先生方の視野は、どうしても内向きになります。
内向きとは、学校内における問題を取り扱う時には学校内の規定に沿って、あるいは子どもさんや職員について目配り・気配りをすることなど外部とは関係ないと捉えることが中心となるのです。

もちろん、学校内部での問題はそれでよいでしょう。

では、主体となる子どもさんに一番関わる授業についてはどうでしょう?

同じ教科内での研修は大切なことです。どの先生でも同じように子どもたちに指導展開できるためには、お互いの指導技術や持っている知識を共有することが必要になります。

自分はこんな指導ができる!と、もし胸を張って言えるのなら、それを他の先生にも伝授しませんか?

自分の内側に向かうより、外への発信は大事なことです。
自分の持てるものの共有を図り、また他の人の持てるものを受け取る。組織として、バラバラの状態から一体化するためには必要とされることなのです。

簡単なことなのですが、なかなかその余裕がないのもわかります。
生徒さんたちに、お互いに教え合い協力しあうことを指導している先生方のほうが、実際は行っていない・・・。
そう捉えられてしまいます!

 

外向きを考える

 

 

さて先生にとって大切な授業力。これは個人的な能力を伸ばさねばいけないことなのです。

自分の持てる知識だけでいつまで授業が展開できるでしょう?新しいことが次から次へと要求され、それに見合った自分を持つためには、現状だけでは難しくなります。

必要とされる情報を得られる場所や機会はないものかと、常にアンテナを張っておくことが大切になるのです。

つまり、視野を内向きから外へ広げることが大切なことだとわかるでしょう。

授業に限らず校内研修だけでは得られないことが、外部には多々あるものです。
それを逃さないこと。自己研鑽に努めることを忘れてはいけないのです。
視野を外へ向ける時間は、必ず内向きに必要なこととして戻ってきます。

授業のことばかりではなく、子どもさんについても地域から得られる情報は大きいものがあります。

学校だけが生徒指導を担うと考えがちですが、大人全体で子どもさんを育むという観点から考えると、できるだけ多くの大人の関わりが必要な事がわかります。

地域と繋がりを持てば、学校自体の立ち位置も変化します。周りの人たちの目が変わります。

小学校や中学校は地域に根付いていることが多いのですが、高校は学校からのアプローチ次第で繋がりは見えてきます。

外向きに良い顔を見せるということではなく、学校を知ってもらうということです。

学校内部は、なかなか外からは見えないものです。いや、見せない部分が多いのです。

最近では学校という場を地域に開放したり、より良い学校にするための会議に地域や関心のある方に加わってもらうことがあります。

学校自体が視野を広げてきたとうことでしょうか・・・。

 

子どもたちに関わる大人として

 

 

ある会議で、出席していた地域の方がこう話してくれました。
今までは、まったく校内の体制もわからないし、子どもたちのことをどのように育成しているのか知りたかった!
学校とのつながりができて有り難い!協力できることをしていきたい。

こんなに嬉しいことは有りません。知ってもらえることの嬉しさがありました。知られたら恥ずかしいこともあるかもしれませんが、それは恥ずかしいと思う必要が無いことなのです。
学校ができることと、できないことを素直に地域の方に伝え、アドバイスをいただいたり協力を求める。
そこからも学校と地域のつながりはさらに強くなります。

学校全体から考えれば、一人でも教育に対する協力者が増えることは喜ばしいことです。
子どもたちには、多くの大人が関わることが必要なのですから。

学校は閉鎖社会だと言われてきました。確かに外部からは見えない、一種の隔離された環境かもしれません。
しかし先生方の忙しさが叫ばれ、それに伴い疲弊する先生がいることを考えると、もっと視野を広げて関わる人を求めてもよいのではないでしょうか。

率先して外部に視野を広げることで、学校としての教育力は上がるはずです。

こうして書いてきたことは、当たり前のことでありすでに実践していることかもしれません。

ただ、学校は独特の世界観を持ちその中だけで生活している先生が増えると、新しいことが見えない状態に陥ります。

常に先を読み、周りをしっかり見ながら生徒の状況と学校の関わりを視野に入れながら教育を展開しなくてはいけないのです。

それを先生方に意識してもらいたい、そのための外向きの視野を忘れないでほしいと願うのです。

 

 

 

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