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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

先生として言葉の使い方を考えよう!

公開日:2019年09月25日 カテゴリー:教員の皆さんへ タグ:

先生として

 

 

先生という職業は、子どもたち(児童・生徒)と常に向かい合うことが仕事です。授業であれ、担任としてであれ、部活動であれ、そこには主体となる子どもたちがいなければ先生の役目は果たせず、成り立ちません。

誰のための仕事なのか?と問われれば、子友たちのため!と即答するでしょう。もちろん、世間もそう見ているのですから・・・。

では、子どもたちのための仕事とは、何なのでしょう?

家庭での親御さん、学校での先生と関わりは等しいように捉えられることもあります。
子どもたちの成長のため、将来のために今必要なことを身に着けるための一翼を先生は担っているのです。

子どもたちとの関わりは、友だちでもなく親でもない・・・
そんな微妙な位置にあるのかもしれません。

子どもたちは、先生に教えを請う。先生は指導する。
この当たり前とも思われる関係性を上手く維持するにはお互いに気をつける点もあるのです。

これから先生として子どもたちと関わる時に気をつけることをお話しします。

 

先生と子どもたちの会話

 

 

実際、先生と子どもたちは、一日数時間の関わりでしかありません。
その時間内で、いったいどれくらいの会話をしているでしょう?

担任でも一日まったく話をしなかったという子どももいるかもと思うかもしれません。
しかし、そんなことはないのです!

会話とは言葉のキャッチボールと言われますが、キャッチボールと考えると何度も話の往復を考えてしまうもの。

先生にそれを強要することは難しいことなのは、十分承知しています。
ですから、一往復のキャッチボールで構わないのです。

クラス全体に投げかける言葉は、一人ひとりの生徒に投げかけていること。それに対して子どもたちは言葉だけではなく、表情や姿勢で返してくることもあるでしょう。

それをちゃんと受け取っていれば、子どもたちは安心するのです。

こんなキャッチボールもあることを覚えておいてください。
もちろん、これは信頼の上に成り立つことは言うまでもありません。

 

さて、子どもたちと話をする時、先生が使う言葉の在り方をどう思いますか?

当たり前のように、上から目線で話す。
子どものことを批判するような話し方。
良いところを見ようとしない話し方。
これでは子どもたちは先生と話しをするのが嫌になるでしょう。

ついつい忙しくて・・・時間が無くて仕方がないと先生方は考えているのかもしれません。
しかし、子どもにすれば先生と話しをするのは貴重なこと。嬉しい時間にしてもらいたくないですか?

指導する時は、それなりにキツイ言葉もでるでしょう。それは子ども自身がわかっていることなのですから大丈夫。しかし、子どもたちが何か尋ねてくる時は忙しさをあらわにしてはいけません。

面倒くさい!などという表情はもってのほかです。

子どもたちは、とても敏感に先生の表情や姿勢を読み取ります。ましてや言葉はストレートに伝わってきます。

では、子どもたちと話す時の先生の姿勢や言葉はどうあるべきでしょう。

子どもの成長に関わるにあたり、子どもたちが素直に言葉を聞き理解できることを頭におくべきです。

もし、自分のことを否定され叱責されるだけの指導では嫌な思いしか残らないのではないでしょうか。
素直に言葉を受入れて理解するためには、少なくとも子どもの否定はしてはならないのです。

子どものとった行動に対して、発した言葉に対する否定は理由をよく伝えていくことで理解できるかと考えます。
しかし、それを含めて個の否定までしてしまっては子どもたちがも自分自身をダメな人だと思う場合もあるもの。

個には、必ず良いところがあります。それを忘れずに付け加えることなのです。指導とは、先々を見据えて行うものです。子どもたちが、これから先の自分を描けるような言葉を使ってみて下さい。

つまり、先生の言葉が子どもたちのやる気に繋がることなのです。

 

言葉の大切さ

 

 

ここに話してきたことの基本にあることは、日常での先生と子どもたちとの関わり方にあることはおわかりだと思います。

先にも話したように先生が常に子友たちのほうを向いているか・・・。
関わりを面倒だと感じていないか・・・。
ちゃんと子どもたちに返事ができているか・・・。(例えば、謝ることなど)

もう一度自分を見直してみて下さい。

 

言葉は素敵でもあり、残酷でもあります。

特に先生から投げられた言葉は、子どもたちの受け取り方でどのようにでも変わります。
言葉の選び方、語気や語調、表情や姿勢などでも子どもたちは先生の意図したようには感じないことがあります。

自分の感情だけで使ってしまう言葉は、特に子どもたちの心に深く入り込みます。
自分にとっては、何気ない言葉でもこのように受け手によって違いが生じるものです。

 

先生の言葉が子どもたちに及ぼす影響を考えて使ってほしい旨をお話ししてきました。

あまり考えすぎると、子どもたちと話をすることが逆に辛くなるかもしれません。でも、その必要はないのです。表情や姿勢は、口から発せられる言葉の補助をしていることを感じて下さい。

 

言葉によって傷つくこともあります。やる気を失うこともあります。ガッカリもします。

でも、それだけではないことを決して忘れないで下さい!

言葉によって励まされ、やる気や勇気をもらえることもあるのです。自信も持てます。強い気持ちももたらされます。良くないことばかりではありません。

ですから先生は、こちらの面を考えて言葉を使えば良いのです。

先生の笑顔が子どもたちには何よりの励ましでもあり、自分に向けられた言葉が心に残れば人として大きく成長することは間違いありません。

言葉を持っている動物であるがゆえに、言葉で悩み迷います。
子どもの心に響く先生の言葉を活用できるように全身で考え表現してもらうように心がけて下さい。

 

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