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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

子どもやママ友との関係

公開日:2017年06月12日 カテゴリー:カウンセリング事例, 体験談 タグ:,

子育ての苦労

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ある日、女性から突然の電話がありました。

切羽詰まった様子に、ただ事ではないのか?と感じるくらいでした。彼女は2人の子どもさんを育てているお母さん。

とにかく、すぐ話しを聞いてほしいとのことだったので、そのまま電話でお話しをすることにしました。 そばから子どもさんの声が聞こえます。まだ小さい子なのでしょう。何か叫びながら泣いています。お母さんは、ちょっと待つように話してから受話器に向かってくれました。

 

今がとても辛くて、死んでしまってもよいと思うことがある。現在、仕事をしているが、2人の子供を育てることが大変、ママ友ともうまく関係が築けないこと。特に子どもさんが言うことをきかない様子を見ると、酷い言葉を投げてしまう。

ご主人にも、その様子を伝えるが忙しくてあまり取り合ってもらえなく、同様にひどい言葉を発してしまう自分がいる。

そのような毎日が自分には重く、耐えられない状態になってきた。楽になりたい、もうここから居なくなりたという気持ちが出てきている。

子育てに対する思い

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このような内容でした。子育てをする中で、一緒に関わってくれる人がそばにいないことや、自分だけがなぜこのような生活なのか!と常に頭にあり、解決策も見えずとうとう堪え切れかくなったようです。

その電話を受け、私はゆっくりと女性を労わることから始めました。話しをじっくり聴き、今の状況の中でどうすれば気持ちが楽になれるのか、生活が楽しく感じられるのかを一緒に考えました。

子育ての大変さは手に取るようにわかりますし、他のご家庭と比べて恵まれていないと感じていることもわかりました。彼女の素晴らしさは、子どもさんを出産して育てているとう現実の中にあります。

子どもさんを授かった時の自分の気持ちを思い出してもらい、神様から宝物をいただいたと感じるのではないかとの問いに、まさしくその通りで・・・と、自分の思いを語ってくれました。

すると、愛おしいという感覚を取り戻したように、2人の子どもたちにとって自分は必要なのだ!こんなに大きくなっていることを実感していなかった。と、今の状況を確認してくれました。

子育てとの向き合い方

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もし、イライラして酷い言葉を投げそうになった時には、ちょっと子どもから目を離して深呼吸を3回すること。
生まれてきてくれたことに感謝する心を思い出して接してみたらどうかということになりました。

その他も、子どもさんと接する際に「ありがとう」「ママもうれしいな」などの自分の言葉を添えてみることもやってみるとのことでした。

親の接する姿勢で子どもの態度も変わるときがあります。もちろん、悪いことは悪いと教えることも親の役目。イザというとき、本当に叱らなくてはならない時に、その怖い顔(叱る顔)は取っておいても良いのではないでしょうか。

 

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ママ友との関りも、自分の状況をちゃんと話せば共感してくれることもあるし、それなりの理解は得られるはずなのです。
いつも避けていると、逆に自分は一人ぼっちだという感じを受けてしまいがちです。できる範囲で良いのです。

無理せずに、笑顔だけは絶やさずに子どもさんにもママ友とも交わってほしいとお話をしました。

涙ながらに、スッキリしました。やってみます!と話してくれました。

 

やはり、誰かに話してみることは自分の頭を整理するためにも、これからのことも改めて考えられるという利点があります。 是非、お話下さいね。

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