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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

学校での学びの先にあるもの

公開日:2017年09月07日 カテゴリー:生徒、学生さんへ タグ:

学校(高校)と言う場所

 

黒板と花

 

皆さんは、学校(高校)に行く意味を考えてしまうことがありますか?

こんなことを何故考えてしまうのだろうと、自分を責める人もいるかと思います。
でも、学校の授業が何の役にたつのだろう? 友達と話すのも面倒くさい、クラスにいることが辛い・・・
なのに、学校へ行く意味はあるのか・・・と思うのは自然なことなのかもしれません。

では、なぜ学校は存在し、どのような意味を持つのかを一緒に考えてみましょう。

まず、第一に学校は「学びの場所」です。
教科の勉強もそうですが、集団の中での生活や家庭ではできない様々な体験を行うことで、
そこから生きるために(将来に)必要なことを学ぶためでもあるのです。

生きる術と言うこともできるでしょう。

さらに、自分の個性を知ることで、自分自身を認めることにも繋がります。

あくまでも、未来のあなたへのステップの場所であると理解してください。
ここでの学びが未来に生きるあなたの生活の一助となることを願い、学校での学びは展開されます。

 

高校が必要な時

 

教育イメージ

 

さて、私の教え子の話しをします。

私が定時制高校で教員をしているときに、私より年上の生徒さんが入学してきました。
とても真面目に授業も行事にも取り組み、おまけに部活動ではある種目で全国大会に出場
し、見事に優勝までしたという人です。

そんな彼に聞いたことがあります。
「なぜ、今になって高校へ?」

彼は笑顔で真面目に答えてくれました。
「中学時代は、やんちゃもして、もう勉強はいいや・・・。高校も、その時の自分には必要
ないと思っていました。ところが、働き始め多くの人たちと関わりを持つようになると、
関わり方や話していることがわからずとても苦労しました。

時には『こんなことも高校で教えてもらわなかったのか!』などの言葉も浴びせられ、悔し
くて仕方なかったこともありました。

そして、思ったのです。高校は、今の自分には不足していることを教えてくれる場所なんだ!!と。
今、自分は高校を必要としている。だから今、学ぶことを決心したのです。

たとえ年下の生徒と一緒でも、学ぶことに影響はない。これから先の自分を考えた時、学校
で得られるものはイッパイあると信じたのです。

自分を受け入れてくれる高校があったことが、どんなに嬉しかったことかわかりますか?」

そう言葉を結んでくれました。

彼は在学中、年下の同級生に負けないように勉強も運動にも必死に取り組みました。

彼にとって、学校での学びは生活に必要だったのです。
仕事をしていく上で、学校で得られた知識や経験が生きることを知っていたのです。

卒業の時、高校で学んで良かったと口にしていました。
これが、本当に学校で学ぶという意味なのでしょう。

その彼ですが、さらに学びを求めて大学へ進学しました。
新たな環境の中で、新たな学びを見つけ喜んでいた姿が忘れられません。

 

未来のあなたへつながる学び

 

世界へ飛び出す

 

人はいつでも学ぶことができます。
しかし、タイムリーに学ぶことは、先々の人生において必要かつ役立つことが多く得られます。

特に、多くの人と関わる術を得たり、逆に自分にはこれは向いていないということを見つけられます。

とかく学校での学びと言うと、教科の勉強だけと判断されがちですが、その他のことも色々
あることを忘れないで下さい。

あなたが学校で学ぶことは、その先にある自分の人生にプラスになることを得ることなのです。

もちろん、学校での学びがすべてだとは思いません。
しかし、学校という環境で得られることの多さは計り知れません。

誰のための学校なのでしょう? もちろんあなたのための学校なのです。

もし、学校に行く意味を考えることがあったら、学校を自分のためにいかに利用するか!!
そう考えてみて下さい。

学校をしっかり利用して、自分のために学んで下さい。
年上の教え子がそうであったように、大切な自分の未来のため、学校を役立てる!
という考え方でよいのですから。

 

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